響~小説家になる方法~
コミックレビュー
今回はマンガ大賞2017第1位になった
響~小説家になる方法~です。
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あらすじ
人付き合いは下手(アスペルガー気味)だが、小説を書く能力に関しては秀でている
主人公の響が小説家としてデビューし、その才能を編集者に見いだされ
周りの人物と関わりながら世間に認められて行くストーリー
感想
前回のbluegiantもそうでしたが
一見マンガでは表現できそうにない”小説”を扱っています。
“小説”をテーマとして描いたマンガは私はあまり見たことがありません。
斬新なテーマの選択もさることながら、
主人公の響を中心とした周囲の人物の物語も展開していく所が
このマンガのキモのように思います。
というか大抵のヒットするマンガはサブキャラに物語がありますね。
特に響の先輩である祖父江凛夏は父が著名な小説家(村上春樹がモデル!?)であり、
自らも小説家としてデビューするというめぐまれた環境にありながら、
響の才能を前に徐々に劣等感の固まりとなって行くという役回りになっています。
響という圧倒的存在を感じながらも認めたくないという感情は
多くの読者に共感を持たれるものだと思います。
ちなみにマンガ大賞2017を取ったようですが、
個人的にはテーマの斬新さでかなり得をしているなという印象があります。
分類
パターン:成り上がりマンガ
ジャンル:文学
どんな気分の時に読みたい?
圧倒的才能が駆け上がる様とそれに対する劣等感を感じたい時(そんな時ある!?)